TikTokは、中国のテクノロジー企業であるByteDanceが運営する、動画に特化したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。
この記事は、
「TikTokで「Liveサブスクリプション」って何?」
「TikTokのサブスクのメリットって何?」
と気になっている方向けに書いています。
結論から言うと、TikTokのサブスクはクリエイターの収益を得る機会を増やすことと、視聴者がクリエイターを応援すること、両者の思いを実現する会員制定額サービスです。。
本記事では、TikTokのサブスクについてや登録方法、メリット・デメリットについて紹介します。
TikTokのサブスクが気になる方、これから活用してきたい方はぜひ参考にしてください。
今やTikTokは女子高生や若者が暇つぶしで使うSNSではなく、ビジネスにも活用できるとても優秀なプラットフォームとなっています。
特にTikTokはその拡散力の高さから、認知獲得から集客、そして新しい採用手法と徐々にビジネスツールとして利用されてきています。
年間70社以上の企業TikTokを支援する私からしても、本当に多くの企業が活用しててきてるなと感じます。
「SNSで集客したい」
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Tiktokのサブスクって何?
サブスクとは、英語の「サブスクリプション(subscription)」を省略した形で、元々は新聞や雑誌の定期購読のために定額を支払うことを意味していました。
しかし、現代において「サブスク」は定額料金を支払った期間中に商品やサービスが使い放題という意味も含まれます。
TikTokのサブスクは、正式には「LIVEサブスクリプション」といいます。
LIVEサブスクリプションを利用すれば、TikTok LIVEで配信しているユーザーにサブスク費用を支払うことで、色々な特典を受け取れるようになります。
YouTube LIVEやTwitchでは、月額制で参加できるメンバーシップのようなサービスがありますが、LIVEサブスクリプションはそのTikTokバージョンと考えると分かりやすいでしょう。
TikTokでの配信者側はサブスク登録者を増やすことで、収益を得られるようになります。
元々TikTokでは、ギフティング(投げ銭)で稼ぐことが可能でしたが、サブスクの登場によってさらに収益を獲得しやすくなりました。
ギフティング機能を使うことで、視聴者(リスナー)は配信者を応援することができ、配信者は収益を得ることができます。
TikTokのサブスクの利用条件とは
TikTokのサブスクを利用するには、条件があります。
具体的には以下の通りです。
・フォロワーが1000人以上(配信者)
・過去28日以内に30分以上のライブをしていること(配信者)
それぞれを詳しく見ていきましょう。
18歳以上
ユーザーがTikTokサブスクを利用する条件は、18歳以上である必要があります。
これは配信者・視聴者ともに共通する条件です。
TikTokは無料で様々な動画を楽しむことができるアプリですが、18歳以下の方はサブスクの利用を控えましょう。
フォロワーが1000人以上(配信者)
TikTokサブスクを利用する条件は、TikTokのフォロワーが1000人以上である必要があります。
TikTokのサブスクで収益を得たい場合は、まずはフォロワー1000人を目指しましょう。
過去28日以内に30分以上のライブをしていること(配信者)
上記二つの条件に加え、サブスク登録日より過去過去28日以内にTikTokで30分以上のライブをしていることが条件にあります。
TikTokライブ配信はフォロワーが1000人に満たなくてもできるようです(ライブ配信ができる条件は、フォロワー300人以上という話もあります)。
フォロワーが1000人に満たない方は、ライブ配信を行うことができるのであれば、ライブ配信を行うことでフォロワーを増やしてもいいかもしれませんね。
TikTokのサブスク登録方法
ユーザーがTikTokのサブスクを利用するためには料金を支払う必要があります。
また、もちろん登録作業も発生します。
ここでは、以下の項目について解説します。
・設定手順(配信者)
・設定手順(視聴者)
それぞれを詳しく見ていきましょう。
登録費用
TikTokのサブスクの利用料金は、スマホアプリとブラウザ(PC)のどちらで登録するかで金額が異なります。
また、TikTokのサブスクの支払い方法は、スマホアプリとPC版で決済方法が異なります。
それぞれの利用料金や決済方法は以下の通りです。
登録端末 | 利用料金(1ヶ月) | 支払い方法 | |
毎月自動更新 | 毎月支払い | ||
スマホアプリ | 720円 | 900円 | ・キャリア決済 ・Apple Store決済 など |
ブラウザ(PC) | 550円 | 620円 | ・クレジットカード ・デビットカード ・Payple など |
上記の表の通り、スマホアプリよりもPCからサブスク登録した方が利用料金が安くなります。
また、毎月自動更新を選択することで、支払い額を抑えること可能です。
なるべく費用を抑えてサブスク登録したいという方は、PCから毎月自動更新でサブスク登録することをおすすめします。
支払い方法に関しては、いずれもクレジットカード決済の方が安いので、PCから毎月自動更新で登録することがおすすめです。
設定手順(配信者)
配信者側のTikTokサブスク設定手順は以下の通りです。
■ブラウザ(PC)からの設定手順
①右上の自分のアイコンをクリックする
②「LIVEセンター」をクリックする
③「サブスクリプション」をクリックする
④画面最下部に表示されている「参加する」をタップする
⑤画面の指示に従ってカスタマイズ特典などを設定すれば完了
■スマホアプリからの設定手順
①プロフィール画面の「≡」から「TikTok Studio(旧・リエイターツール)」をタップする
②「サブスクリプション」をタップする
③画面最下部に表示されている「開始」をタップする
④画面の指示に従ってカスタマイズ特典などを設定すれば完了
設定手順(視聴者)
視聴者側のTikTokサブスク設定手順は以下の通りです。
①、サブスク登録したいクリエイターのライブ画面を開き、ライブを視聴する
②画面上の星マークをタップする
③「サブスクリプション登録する」をタップする
④決済方法を選択し、「今すぐ支払う」をタップする
TikTokのサブスク:メリット(配信者側)
ここでは、TikTokのサブスクを利用するにあたっての配信者側のメリットを解説していきます。
配信者側のメリットはそれぞれ以下の通りです。
・ファンをつけることができる
・特別なギフトがもらえるようになる
それぞれを詳しく見ていきましょう。
新しい収入源を持てる
TikTokのサブスクを利用すれば、新しい収入源を得ることができます。
元々TikTokのライブ配信では、視聴者から有料のギフトを送られることで収益を得られていました。
そこにサブスクの収益が追加されるので、ライブ配信でさらに稼ぎやすくなります。
サブスクであるため、ある程度定期的な収入を得やすいのもポイントです。
ただし、サブスクの収益は全額受け取れるわけでありません。
30~50%程度がTikTokに回収され、残りが配信者の収益となります。
ですので、満足できる収入を得られない可能性があることをあらかじめ理解しておきましょう。
ファンをつけることができる
TikTokのサブスクを利用することで、新たなファンを獲得することができます。
なぜなら、サブスクを利用することでファンとのコミュニケーションの場が生まれ、ユーザーとよりコミュニケーションをとることができ、ファン化に繋がるからです。
新たなファンを獲得し、より多くのギフティングをもらえたり、他の媒体で拡散されたりして、さらに配信を盛り上げることが期待できるでしょう。
特別なギフトがもらえるようになる
特別なギフトがもらえるのもポイントです。
サブスクに登録すると、視聴者は限定ギフトをギフティングできるようになります。
もちろんこのギフトで得られた収入は、還元率に従って配信者の収益に反映されます。
限定ギフトによって、更に収益を高めることが期待できるでしょう。
TikTokのサブスク:メリット(視聴者側)
ここでは、TikTokのサブスクを利用するにあたっての視聴者側のメリットを解説していきます。
視聴者側のメリットはそれぞれ以下の通りです。
・カスタムエモートが利用できるようになる
・サブスク登録者専用チャットに参加できる
それぞれを詳しく見ていきましょう。
登録者バッジがもらえる
サブスクに加入すると名前の横にバッジが付与されます。
バッジはライブチャットで常に表示されており、配信者側から一目でサブスク登録者であるとわかる仕組みです。
バッジにはグレードがあり、何ヶ月も続けてサブスクに登録していくと色が変化していきます。
高いグレードになれば、長い期間応援し続けていることが配信者や周りのユーザーにも伝わるでしょう。
バッジの付与はサブスクに加入している間だけなので、サブスクをやめるとバッジはなくなります。
またバッジを付けたい場合は再度サブスクに加入する必要があります
カスタムエモートが利用できるようになる
TikTokのサブスクを利用することで、カスタムエモートが使えるようになります。
カスタムエモートとは、配信者がデザインした絵文字スタンプのようなものです。
配信者がライブ配信している時にカスタムエモートを使うことで画面上に表示され、ライブを盛り上げることができます。
・サブスク登録者専用チャットに参加できる
サブスク登録者だけが使えるチャットも使えるようになります。
配信者はLIVE配信に関して、サブスク登録者だけがチャットできるように設定することが可能です。
他の視聴者が配信者とチャットできない分、配信者とコミュニケーションを取れるチャンスが広がります。
TikTokのサブスクのデメリット
ここでは、TikTokのサブスクを利用するにあたってのデメリットを解説していきます。
配信者側のデメリット
配信者側のデメリットといえば、以下のような内容が挙げられます。
・常に面白いライブ配信をしないと登録が解除される
・1000人フォロワーを集めるのが大変
・ライブ配信に身バレなどのリスクがある
登録者を維持するためには努力が必要ですが、かなりの負担がかかるでしょう。
また、サブスクの利用条件の一つである1000人フォロワーを集める、というのも大変です。
また、ライブ配信には常に身バレなどのリスクがあります。
配信者側にも色々なデメリットがあることを理解しておきましょう。
視聴者側のデメリット
視聴者側のデメリットは毎月の費用がかかってしまうことです。
TikTokは無料でさまざまな動画を楽しむことができるアプリですが、サブスク登録をすることで最低でも月に550円の費用が発生します。
ちなみに同額の動画配信サービスでは、Amazon prime videoをはじめとした豊富なコンテンツを楽しめるアプリがあり、それらと比べると、TikTokのサブスクはコストパフォーマンスが悪いです。
TikTokサブスクを登録する前に今一度、本当に必要な出費かを考えてみましょう。
まとめ
今回の記事では、TikTokのサブスクについてや登録方法、メリット・デメリットについて解説しました。
TikTokはサブスクを利用することで、今まで以上に稼げるようになっています。
TikTokで収益を得たいと考えている方は、サブスクを活用して収益を獲得しましょう。
本記事の内容がTikTokで収益を得たい、と考えている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。