・TikTokを運用しているけど、実際に利用しているユーザーの年齢層はどのくらい?
・国内と国外で TikTokユーザーの年齢層に違いがあるのか気になる
TikTokの年齢層は、何となく若い方が多く利用しているという印象がありますが、実際にどの程度の年齢層なのかを明確に把握している人は少ないでしょう。
TikTokユーザーの年齢層を把握していなければ、投稿した動画を見て欲しい年齢層に届けることは難しいです。
この記事では、TikTokの年齢層について、日本国内と国外を比較しながら解説します。
TikTokのマーケティングやトレンドに興味がある方は、最後まで読んでみてください。
今やTikTokは女子高生や若者が暇つぶしで使うSNSではなく、ビジネスにも活用できるとても優秀なプラットフォームとなっています。
特にTikTokはその拡散力の高さから、認知獲得から集客、そして新しい採用手法と徐々にビジネスツールとして利用されてきています。
年間70社以上の企業TikTokを支援する私からしても、本当に多くの企業が活用しててきてるなと感じます。
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年齢層の割合!日本のTikTokユーザーについて
まずは、日本のTikTokユーザーの年齢層から確認してみましょう。
TikTokで動画投稿をしている人は主に、日本国内のユーザーに向けて投稿しているので、TikTokを運用している場合は国内のユーザー層は把握しておくことがおすすめです。
日本のTikTokユーザーの年齢層は、以下の通りです。
日本のTikTokユーザーの年齢層10代:約24%
20代:約24%
30代:約17%
40代:約14%
50代:約11%
60代:約10%
日本では、10代〜20代がもっとも多くTikTokを利用しています。
しかし、最近では年齢層が広がってきており、40代〜60代にかけても10%以上のユーザーがいます。
ここでは、日本におけるTikTokユーザーの年齢層やユーザーの特徴について解説するので、参考にしてみてください。
【平均年齢が上昇】TikTokユーザーの年齢層推移
TikTokは「10代〜20代の若い方たちが利用している」というイメージを持つ人が多いです。
実際に、10代〜20代の利用者はTikTokユーザー全体の約49%と半分を占めています。
しかし、TikTokユーザーの平均年齢を調べたところ、2022年の調査では「34.7歳」となり、2023年の調査では「35.9歳」という結果でした。
2022年から2023年にかけて、平均年齢が1.25歳上昇しており、30代〜60代の年齢層の利用者が増えています。
そのため、10代〜20代以外の年齢層のユーザーからもTikTokが受け入れられていることが考えられます。
参考:https://digiday.jp/platforms/average-age-of-tiktok-users-rises-to-36-years-old/
TikTokユーザーの男女比もチェック!10代女性が最多
次に、TikTokユーザーの男女比を確認していきましょう。
男女比ごとでの割合は10代女性が最多となり、TikTokユーザー全体の13.4%でした。
他の年代別の男女比については、以下の通りです。
年代 | 男性 | 女性 |
10代 | 11.0% | 13.4% |
20代 | 12.8% | 11.0% |
30代 | 11.0% | 6.3% |
40代 | 9.1% | 5.0% |
50代 | 5.7% | 5.0% |
60代 | 5.8% | 3.6% |
TikTokを運用する場合は、ユーザーの年齢層を確認するために参考にしてみてください。
TikTok利用方法の特徴!検索利用から購買行動へ
ユーザーのTikTok利用方法は、分からないことや気になることについて検索して情報を探す人が多いです。
TikTokを利用する年齢層が増えることで、情報発信をする人も多くなり、より知りたい情報を見つけやすくなった可能性があります。
例えば、人気のあるレストランを探したり、旅先でのお店や観光スポットを探したりなど、知りたいことを検索するように使う人も多いでしょう。
また、自分にあった動画がタイムラインとして流れるので、情報を見つけた後の購買行動に繋がりやすいです。
【海外】TikTokユーザー年齢層
TikTokは、世界154カ国で利用されており、海外でも人気のあるSNSです。
また、TikTokの広告は「世界の広告エクイティランキング(Media Reactions)」において、3年連続で上位をキープしています。
広告エクイティとは、メディアやプラットフォームの広告体験に対するユーザーの反応のことです。
広告エクイティのランキングが高いほど、ブランドにとってユーザーから信頼を得ることができます。
そのため、TikTokを活用することで、世界も視野に入れて自社ブランドの集客をすることもできるでしょう。
しかし、日本と世界ではTikTokユーザーの年齢層に違いがあります。
世界のTikTokユーザーの年齢層は以下の通りです。
世界のTikTokユーザーの年齢層18~24歳:約39%
25~34歳:約32%
35~44歳:約16%
45~54歳:約8%
55歳以上:約5%
世界のTikTokユーザーは、18歳〜34歳で70%以上を占めており、日本より年齢層が低いです。
また、国によってもTikTokユーザーの年齢層は異なります。
ここでは、下記の5カ国の年齢層について解説します。
23歳以下 | 24〜30歳 | 31〜35歳 | 36〜40歳 | 40歳以上 | |
中国 | 約20% | 約29% | 約34% | 約15% | 約11% |
10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
アメリカ | 約32% | 約30% | 約16% | 約14% | 約7% |
13〜24歳 | 25〜34歳 | 35歳〜44歳 | 45〜54歳 | 55歳以上 | |
イギリス | 約43% | 約34% | 約14% | 約6% | 約3% |
フランス | 約48% | 約28% | 約12% | 約7% | 約5% |
シンガポール | 約46% | 約30% | 約13% | 約7% | 約4% |
国ごとに年齢層の特徴があるので参考にしてみてください。
中国
中国では、TikTokユーザーの約半数が30歳以下で年齢層は低い傾向にあります。
また、40歳以上のユーザーは1割程度のため、中高年層にはほとんど浸透していません。
そのため、人気のあるジャンルも若い世代向けのコンテンツが多いです。
女性に人気があるのは、美容・コスメやファッション、育児などで、男性にはゲームや軍事関連のコンテンツが高い注目を集めています。
アメリカ
アメリカのTikTokアクティブユーザーは、中国に次いで世界で2番目に多く、約1億1330万人います。
アメリカでもっとも多いTikTokユーザーの年齢層は10代です。
日本と比較して、10代のユーザーの割合は約8%、20代のユーザーは約6%多いと言えます。
一方で、50代以上のユーザーが日本では約21%いるのに対して、アメリカでは約7%と少ないことが特徴です。
そのため、アメリカでは日本よりも、若い人向けのコンテンツの人気が高いことが考えられるでしょう。
ゲームや映画などのエンターテイメント、フィットネスやスポーツコンテンツなども人気があります。
イギリス
イギリスでは、TikTokのアクティブユーザーが約2,340万人います。
年齢層は13〜24歳で43%なので、コメディや音楽、ダンスなどのエンタメ系コンテンツが人気です。
しかし、近年は日本と同様に情報収集ができるツールとして、TikTokを活用する若者が増えています。
そのため、政治や社会問題に関するコンテンツにも注目が集まっています。
フランス
フランスでのTikTokのアクティブユーザー数は約1,200万人です。
フランスのTikTokユーザーの年齢層は、13歳から24歳までのユーザーが約半数を占めており、イギリスよりもさらに若い傾向にあります。
しかし、フランスではTikTokがエンタメ系のみならず、教育や文化の発信にも活用されていることも特徴の1つです。
例えば、ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿などの有名な観光地がTikTokに公式アカウントを開設して情報を発信しています。
フランスは世界的に有名な歴史的美術品や建造物があるため、若い世代への歴史や文化発信としてTikTokの活用ができるでしょう。
シンガポール
シンガポールでのTikTokのアクティブユーザー数は約250万人です。
シンガポールのTikTokユーザーの年齢層は、13歳から24歳までのユーザーが約46%で、若い世代が多いです。
シンガポールでは、TikTokが多様な言語や文化の交流にも活用されています。
シンガポールには他国からの移住者が多いため、TikTokのコンテンツも必然的に多様な言語や文化が発信されるでしょう。
例えば、英語や中国語、マレー語、タミル語などの言語を学ぶコンテンツや、シンガポールの伝統や文化を紹介するコンテンツがあります。
TikTokと相性が良い業界3選
ここまで、日本と海外のTikTokユーザーの年齢層や各国の特徴について解説しました。
TikTokは、日本でも海外でも若い世代を中心に人気の高いSNSです。
TikTokと相性の良い業界としては以下の3つが考えられます。
TikTokと相性の良い業界・美容
・アパレル
・飲食
TikTokで発信することを考えている方は、参考にしてみてください。
美容業界
TikTokと相性の良い業界の1つ目は美容業界です。
TikTokのショート動画で商品の紹介をすることで、短時間かつ分かりやすく商品の説明ができるでしょう。
具体的には、以下のような内容を参考に、コンテンツを作成してみてください。
・商品の使用前・使用後
・使用中の過程
・ヘアアレンジの方法
美容業界には商品が数多くあるため、ショート動画で実際の使用感を投稿することで、視聴回数やフォロワーが伸びる可能性があります。
アパレル業界
2つ目の相性の良い業界は、アパレル業界です。
ファッションへの関心が強い10代〜20代のユーザーが多いため、アパレル関連の動画は人気があります。
以下のような内容を参考に動画を作成してみましょう。
・商品が作られる過程
・商品の着こなし
・商品の説明
これらの内容を紹介することで、細部へのこだわりやブランドへの想いを伝えられます。
飲食業界
TikTokと相性の良い業界の3つ目は飲食業界です。
TikTokは短時間で映像、文字、音楽などを駆使して、情報を伝えられます。
そのため、写真や文字のみよりも料理の魅力やお店の雰囲気が表現しやすいです。
動画を作成する際に、以下の内容を参考にしてみてください。
・店の雰囲気
・食感や調理のサウンド
・お店のメニュー
動画にこれらの要素を含めることで、ユーザーの「食べたい!」という気持ちに訴求できるでしょう。
まとめ
この記事では、TikTokの年齢層について、日本と海外を比較しながら解説しました。
TikTokは世界的に見ても若い世代に人気のSNSです。
しかし、日本においてはユーザーの平均年齢が高くなってきています。
また、国によってもユーザーの年齢層や発信されているコンテンツに違いがあります。
TikTokを運用する方は、投稿するコンテンツを届けたい年齢層のユーザーに見てもらうために、この記事を参考にしながら運用してみてください。