
「SNS集客のコツを知りたい」
「SNSが伸び悩んでいる」
「多くのフォロワーを獲得したい」
今回は、SNS集客のコツについて解説します。
SNSで集客する際は、コンセプトを打ち出すことが大切です。
コンセプトを掲げれば、共感したユーザーからフォローされやすくなるためです。
さらに定期的な発信を続けることで、顧客のファン化が進み、商品を継続的に買われやすくなるでしょう。
本記事ではSNS集客を成功させるコツについて詳細に解説するため、最後まで読めば多くのフォロワーを獲得し、成約率が上昇します。
SNS集客を考えている方は、ご覧ください。
SNS集客が重要な理由3選
SNS集客は、以下の理由があるため成功するコツを意識して運用することが大切です。
・口コミの参照
・購買行動の変化
ひとつずつ解説します。
1.SNS利用率の増加
スマートフォンの普及や通信環境の向上により、近年はSNSが広く浸透しています。
以下は、総務省の令和5年度におけるSNS利用率を表したデータです。
引用元:総務省|令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
ほとんどの年齢で、9割以上の方がLINEやYouTubeを利用しています。
そのため、SNSを活用すればほぼすべての方にリーチできるのが現状です。
その中で、コツを掴んでSNSを運用すれば、膨大な利益が生まれる可能性があります。
2.口コミの参照
現在は、消費者が口コミを参考にしてサービスの購入を決める傾向があります。
口コミはユーザーのリアルな声が反映されており、信頼性の高い情報源とみなされているためです。
以下は、ネットショップで商品を購入する際に「口コミを参考にするか」を表したデータです。
上記のデータでは、ネットショッピングをする際に9割以上の方が口コミを参考にしていることがわかります。
特に現在はSNSが普及し、簡単に口コミを確認できるため、口コミの重要性が増しています。
SNSを活用し、良質な口コミを獲得できれば成約率が大きく向上するでしょう。
3.購買行動の変化
以前は、消費者はAISASの法則に基づいて商品を購入する傾向がありました。
しかし、SNSが発展した2010年以降は、VISASの法則やULSSASの法則に基づいてサービスを購入することが多くなっています。
それぞれの法則の消費者行動の変化は、以下のとおりです。
法則 | AISAS | VISAS | ULSSAS |
---|---|---|---|
1 | attention(認知) | viral(口コミ) | UGC(ユーザーによるSNS投稿) |
2 | interest(興味) | influence(影響) | like(いいね・共有) |
3 | search(検索) | sympathy(共感) | search1(SNS検索) |
4 | action(購買) | action(購買) | search2(検索エンジンでの検索) |
5 | share(共有) | share(共有) | action(購買) |
6 | spread(拡散) |
2005年前後はAISASの法則により、インターネットで認知してから興味を持ち、商品が買われる傾向がありました。
しかし、現在は「SNSの口コミ」や「ユーザー投稿」で認知し、購入される消費者行動が代表的になりつつあります。
消費者行動がSNSに基づいて形成されているため、SNSを活用しなければ集客が見込めないでしょう。
そのため、SNSで集客することが大切になっています。
SNSで集客するメリット5選
コツを掴んでSNSで集客すると、具体的に以下のメリットがあります。
・バズによる拡散
・ブランド力の向上
・顧客のファン化
・リアルタイムの情報発信
順番に解説するため、ご覧ください。
1.新規顧客へのリーチ
SNSを活用していると、興味がありそうな投稿が急におすすめに表示されることがあります。
SNSには、ユーザーの興味・関心が強い投稿が自然に表示される「おすすめ機能」が備わっているためです。
おすすめ機能を活用すれば、企業は新規顧客へリーチできます。
SNSを活用しない場合、ポータルサイトやGoogleマップなどに登録して、集客することになります。
しかしSNSを活用すれば、不特定多数の視聴者に無料かつ手軽にリーチすることが可能です
コツをつかめば、より容易に企業の存在を認知できるでしょう。
2.バズによる拡散
投稿がバズることで、一気に認知されることはSNSの強みです。
特にSNSは多くのユーザーが利用している点と、手軽に共有できる点からバズりやすい特徴があります。
例えばラーメンを調理している動画をスローモーションで撮影し、数百万回再生され、一気に認知された例があります。
また、あるお店がインフルエンサーを招待しお店の魅力を宣伝したことで、予約が殺到するほど人気になった事例があるほどです。
バズは認知度と売上を急激に上昇させる可能性があり、SNSはバズを起こしやすいメリットがあります。
3.ブランド力の向上
SNSを活用すると、以下の理由により企業ブランドが向上しやすくなります。
・シェアで多くのユーザーの目に触れる
・フォロワーが増えると地位を確立できる
・業界情報を継続的に発信できる
ブランドが高まれば、不測の事態が生じても、商品が買われやすくなるでしょう。
例えば「野球用品と言えば企業A」というブランドが確立できていれば、他の新商品が発売されたり、競合の製品が安くなったりしても、購入率の低下を防げるでしょう。
SNSを活用すれば業界内でブランドを確立でき、効果的に集客できます。
4.顧客のファン化
顧客とコミュニケーションを取り、つながりを深めることで、定期的に商品を買われる可能性があります。
そのため顧客をファン化させることは、継続的な売上をつくるために重要です。
特に、SNSは顧客とコミュニケーションを取りやすく、ファン化を促進しやすい特徴があります。
ファン化戦略はサブスクリプションや会員制サービスなどの継続的なサービスと相性がよいです。
ファンであれば、長期的にサービスを購入し続けてくれます。
オンラインスクールや、商品の定期購入サービスなどを販売している方はSNSで集客することを意識してみましょう。
5.リアルタイムの情報発信
ホームページやチラシの宣伝では、新鮮な情報を迅速に伝えるのに適していません。
ホームページで宣伝しても興味を持ったユーザーしか検索しなかったり、チラシの作成に期間を要したりするためです。
しかし、SNSであれば投稿を作成するだけで手軽に最新情報をPRできます。
他にも以下のようなメリットがあります。
・最新情報を届けることで勤勉な印象を持たれる
・ユーザーが一体感を感じ、心理的距離が縮まる
・顧客の生の声を聞ける
例えば、Instagramで入荷した商品をライブ配信すればスピーディに宣伝しているため、ユーザー目線な企業である印象を持たれるでしょう。
また、その配信内で商品のメリット・デメリットなどを解説できれば、誠実な印象ももたれるかもしれません。
SNSは、リアルタイムの情報発信に適しているツールです。
リアルタイムで情報発信できれば、顧客との結びつきが強くなり、効果的に集客できるでしょう。
クラプロでは、70社以上支援したSNSのプロがアカウントを成長させます。
社員はTikTokで1本目から160万再生を記録したり、3ヶ月でフォロワー4万人を突破していたりするため、実績が豊富です。
SNSで効果的に集客し売上を上げたい方は、お気軽にご相談ください。
効果的に集客できるSNSツール
SNSで集客するにはさまざまなツールがあります。
以下は代表的なSNSツールです。
ツール | ユーザー層 | 利用目的 | 特徴 |
---|---|---|---|
LINE | 全年代 | 家族・友人などとの連絡手段 | ・一対一で情報を届けられる ・大多数かつ幅広い年代が利用している ・直接アプローチできる |
X | 10〜30代 | 時事ニュースの情報収集 | ・拡散力が高い ・最新情報を届けられる |
YouTube | 10〜50代 | エンターテイメント | ・動画で内容が伝わりやすい ・Google検索にも表示される ・ファン化しやすい |
30〜50代 | 交流 | ・経営者や個人事業主が多い ・実名登録で信頼性が高い ・ビジネス目的の利用者が多い |
|
10〜40代 | 投稿閲覧 | ・画像主体の投稿 ・投稿が映えやすい |
|
TikTok | 10〜20代 | トレンド確認 | ・エンタメ要素が強い ・フォロワーが少なくてもバズる ・BtoC商材と相性がよい |
〜30代 | 転職活動 | ・ビジネスに特化している ・新しい人とつながりやすい |
例えば、LINEは一対一でチャットコミニケーションができるため、顧客に合わせて丁寧に訴求できます。
そのため、確実に商品を販売させたいときに相性がよいです。
また、Instagramであれば画像が映えやすいため、飲食やファッション業界の方は集客するために利用してもよいかもしれません。
上記表を適切なSNSを選ぶ際に、役立ててください。
SNS集客を成功させるコツ7選
SNSは以下7つを意識すると、より効果的に集客できます。
・コンセプトを打ち出す
・ロードマップを作成する
・共感・実用できる情報を発信する
・適切なSNSを選ぶ
・他のSNSと連携させる
・PDCAを回す
それぞれ詳細に解説するため、本記事で紹介する内容を取り入れてみましょう。
1.コミュニケーションツールとして使う
SNSは一方通行の宣伝ではなく、視聴者とコミュニケーションができます。
積極的にコミュニケーションを図ることで、ユーザーとのつながりが深くなり、ファン化を促進させることが可能です。
発信だけでなく、コメントに返信したり、フォロワーの投稿にいいねしたりして積極的に交流を図りましょう。
また、無料の座談会を開くと、ユーザーのニーズがわかります。
ニーズがわかれば、視聴者に刺さる投稿がわかり、効果的にPRできるでしょう。
コミニケーションツールとして使えばユーザーに必要な情報がわかり、集客しやすくなります。
2.コンセプトを打ち出す
コンセプトとはSNSを運用するテーマ・方向性のことで、コンセプトが定まっていると、同じ志を持った視聴者から興味を持たれやすくなります。
また、コンセプトが明確であれば運営者及び視聴者で同じ目的を持つため、連携を深めることが可能です。
コンセプト作成手順は、以下のとおりです。
・ロールモデルを決める
・運用目的を決める
・ペルソナを設定する
・成約までの流れを決める
・コンセプトを言語化しプロフィールに記載する
最初にロールモデルを決めることで、目標が具体的になり、ステップが見えやすくなります。
また、運用目的やペルソナを設定することで、顧客に刺さるコンセプトの作成が可能です。
上記の手順に従ってコンセプトを設定してみてください。
3.ロードマップを作成する
ロードマップを作成すれば、今すべきことが明確になったり、プロジェクト全体が俯瞰的に見えたりします。
ロードマップの作成手順は、以下のとおりです。
・目標と達成期間を決める
・現状を分析する
・想定される問題と対策を考える
・ロードマップに落とし込む
例えば、半年で売上100万円達成するために、以下のロードマップを考えたとしましょう。
期間 | 施策 | 売上 |
---|---|---|
1ヶ月目 | ・目標と達成期間の設定 ・自社の現状分析 ・想定される問題と対策の検討 ・競合分析 |
0円 |
2ヶ月目 | ・定期的な投稿 ・フォロワーとの積極的なコミニケーション ・業務効率ツールの導入 |
30万円 |
3〜5ヶ月目 | ・自社サービスの単価向上 ・無駄な作業の削減 ・投稿内容の効率化 ・PDCAの実施 |
70万円 |
6ヶ月目 | ・リピート顧客の獲得 ・口コミによる新規顧客増加 ・ブランド信頼性の向上 |
100万円 |
各月ごとの具体的な施策を決めれば、現在何をすべきかわかります。
仮にプロジェクトがうまくいかなくても、現在すべきことを軸に改善手法を容易に見つけやすくなります。
4.共感・実用できる情報を発信する
SNSで集客する際に、共感を呼ぶ投稿や有益な情報を発信するようにしましょう。
共感を呼ぶ投稿をすることで、いいねや共有が積極的に行われ、認知度が拡大します。
また、有益な情報を発信すればフォローされ、顧客のファン化が期待できます。
共感を呼ぶ投稿は、ペルソナに沿って考えると作成しやすいです。
例えば、主婦に向けて投稿する場合は「家事の時短効率化」「育児のおすすめ商品」などがいいかもしれません。
有益な投稿の例として、キャンペーン情報や専門性のあるコンテンツなどがあります。
SNS集客する際は、共感できる情報や有益な情報を宣伝してみてください。
5.適切なSNSを選ぶ
SNSには、XやInstagramなどさまざまなツールがあります。
それぞれのSNSの特徴が異なるため、適切な媒体を選ぶことが大切です。
主な目的ごとの適切なツールは、以下のとおりです。
目的 | SNSツール |
---|---|
認知度拡大 | ・TikTok ・X |
成約率向上 | ・LINE ・YouTube |
若年層に訴求 | ・TikTok |
年配者に訴求 | |
顧客のファン化 | ・YouTube ・LINE |
採用 |
他に、自社サービスによってSNSを使い分けると効果的に訴求できます。
例えば、キッズ向け商品を扱っている場合は、TikTokでPRするのもよいでしょう。
目的や宣伝サービスによって、利用すべきSNSを見極めることが大切です。
6.他のSNSと連携させる
他のSNSと連携させることで、SNS通してフォロワーの移動が起き、見込み客を増加できます。
また、SNS同士を連携させることで「集客から販売まで」を効果的に実践することが可能です。
例えば、TikTokで認知してもらいYouTubeでファン化を促すことで、購入してもらいやすくなるでしょう。
特におすすめなSNSの組み合わせ例は、以下のとおりです。
・YouTube+TikTok+Instagram(幅広いユーザーにリーチ)
・YouTube+Instagram+X(集客から販売までが効果的)
・TikTok+Instagram+X(若年層に特化)
例えばYouTube+Instagram+Xの組み合わせの場合、XやInstagramからYouTubeへ流入できれば、集客した顧客を成約までつなげられるかもしれません。
他のSNSと連携させることはメリットを組み合わせられるため、集客効果を上昇させられます。
7.PDCAを回す
PDCAとは、分析〜改善までのマーケティング効果を高める手法のことです。
PDCAを回すことで、少ない費用かつ短時間で効果的にSNS集客ができるようになります。
例えば、リーチ数に対して成約率が低い場合、訴求を促すセールスライティングを見直すといった見極めが可能です。
PDCAを回す際には、各SNSごとに効果的なツールがあるため、利用してみましょう。
なおTikTokのPDCAを実践できるツールについては、関連記事「【徹底比較】おすすめのTikTok分析ツール11選!選び方や重視する指標も紹介」で詳しく解説しているため、参考にしてみてください。
SNS集客を成功させた事例3選
コツを掴み、SNS集客を成功させた事例を紹介します。
・青山商事株式会社【Instagram】
・株式会社ローソン【X】
ひとつずつ解説します。
1.ドミノピザ【TikTok】
ドミノピザは「ウルトラチーズ」というチーズを多く使ったピザの販売促進を目指しました。
そこで、TikTokで「#ドミノチーズ100万」と投稿し、当選した方に100万円をプレゼントする企画を実施したのです。
結果、視聴者が続々とハッシュタグで投稿し、商品やキャンペーンの認知に成功しています。
バズりやすいTikTokの特徴を利用した成功事例です。
2.青山商事株式会社【Instagram】
洋服の青山は、学生や女性からの売上獲得を目指しました。
そこで「洋服の青山【ガールズアカウント】」を開設し、学生や女性向けの発信をするようにしました。
「体育祭のヘアまとめ」や「お花メイク」などの画像を投稿したのです。
その結果、10代や女性からの集客に成功しています。
ペルソナから逆算して、SNSをうまく運用した例です。
3.株式会社ローソン【X】
ローソンはXでバズる商品を考え「パスチー」を開発しました。
パスチーは色鮮やかな点や、中央に大きく商品名が記載されている点でXで拡散されました。
Xで拡散されやすい戦略のもと商品を開発した事例です。
まとめ|コツを掴んでSNS集客を成功させよう
SNS集客を成功させるには、多くのコツがあります。
ユーザーと積極的に交流したり、有益な情報を発信したりすれば、集客しやすくなるでしょう。
有益な情報を発信し続けていれば、アカウントの必要性を感じた視聴者からフォローされやすくなります。
SNSで集客する際は、本記事の内容を参考にしていただければ幸いです。
なお、クラプロではSNSマーケティングを支援しているSNSのプロが、アカウントを成長させます。
XやTikTokを用いて効果的に集客したい方は、お気軽にご相談ください。