
「SNS分析のやり方を知りたい」
「SNSの運用効果を高めたい」
「もっと集客や成約を成功させたい」
アカウントを成長させるために、SNS分析は大切です。
分析し改善点を明確に洗い出すことで、確実にアカウントを成長させられます。
逆に、ノウハウを持たないで分析すると閲覧数やいいね数が改善されず、時間や労力を無駄にしてしまうでしょう。
本記事では、SNSツールごとの分析方法と具体的な改善方法を解説します。
SNS分析を考えている方は、参考にしてみてください。
SNS分析のやり方次第で成果が変わる!
SNSを運用する際は、分析することが大切です。
SNSアカウントを分析すると、以下のメリットがあります。
・競合との差別化
・ペルソナに沿った投稿
・エンゲージメント率の向上
・フォロワー獲得
競合アカウントを分析することで、他社とは異なった視点からアカウントを運用することが可能です。
また、SNSはリアルタイムの口コミを早急に収集できるため、分析を実践しやすい特徴があります。
そのため、分析から改善までをスムーズに行えば、急速にアカウントを成長できるでしょう。
分析することでSNSアカウントを確実に成長させ、集客・成約が見込めます。
SNSを分析する2つのやり方
SNSアカウントを分析する際は、主に以下2種類のやり方があります。
・口コミ分析
それぞれ詳細に解説するため、ご覧ください。
1.アカウント分析
アカウント分析とは、稼働しているSNSアカウント自体を分析することです。
自社アカウントを分析することで、改善点や投稿が伸びやすい特徴を確認できます。
また競合アカウントを調査すれば、自社との違いが明確になり、差別化した運用が見込めます。
本記事でも代表的なSNSのアカウント分析のやり方を解説しているため、分析する際に役立ててください。
2.口コミ分析
口コミを調査し運用効果を高めていく方法で、ソーシャルリスニングとも呼ばれます。
口コミ分析のメリットは、以下のとおりです。
・消費者の本音をすぐに把握できる
・新しいアイデアが見つかる
・悪評の早期発見につながる
・プロモーション効果をすぐに確認できる
口コミの中には、サービスの革新的な運用方法や改善案が含まれている可能性があります。
そのため、新規マーケティング手法を見つけられるかもしれません。
口コミ分析をすることで、ユーザーの本音をすぐに把握し、SNS効果を高めることが可能です。
SNS分析で重視すべき指標
SNS分析をする際に、インプレッション数やリーチ数などの指標を確認することが大切です。
指標を確認すれば、細かい視点かつ堅実に目標を達成できる可能性があります。
なお、インプレッション数は投稿が表示された回数で、リーチ数とは投稿を閲覧した人数のことです。
例えば、Aがある投稿を閲覧してからBがその投稿をシェアしてAが再び閲覧した場合、インプレッション数は2ですが、リーチ数は1になります。
SNS分析で重視すべき指標は、以下のとおりです。
項目 | 意味 | 目安 | 数値の高め方 |
---|---|---|---|
インプレッション数 | 投稿が表示された回数 | フォロワーの2〜3倍 | ・共有機能を使う ・ハッシュタグを活用する ・定期的に発信する |
リーチ数 | 投稿を閲覧した人数 | フォロワーの10〜20% | ・観られやすい時間に投稿する ・閲覧したくなるデザインにする ・積極的にコミュニケーションを取る ・フォロワーを増やす |
エンゲージメント率 | 投稿に対してユーザーがいいねやシェアなどのアクションを起こした割合 (エンゲージメントの合計÷投稿ごとのリーチ×100) |
1% | ・ペルソナに合った投稿をする ・投稿に統一感を持たせる ・ユーザーの反応を分析する |
コンバージョン率 | コンテンツ内のリンクをクリックした後に成約した割合 (コンバージョン数÷セッション数×100) |
1〜2% | ・セールスライティングを活用する ・問い合わせボタンがわかりやすいデザインにする ・期間限定の訴求をする |
クリックスルー率 | 投稿を観てCTAをクリックする割合 (CTAのクリック数÷インプレッション数×100) |
0.5〜1.5% | ・注目を引く見出しやコピーを作成する ・A/Bテストを実施する |
直帰率 | 何もアクションを起こさずに離脱した割合 (直帰数÷セッション数×100) |
40〜50% | ・序盤に必要な情報を掲載する ・適切な場所に内部リンクを設置する ・ページの読み込み速度を改善する |
クリック単価 | 広告にかけた費用に対してコンバージョンした割合 (広告総費用÷コンバージョン数×100) |
10〜200円 | ・入札単価を上げる ・リターゲティング配信をする ・A/Bテストを実施する |
SNS媒体によって異なりますが、指標ごとの目安数値を超えるように努めましょう。
例えばリーチ数がフォロワーの10%未満だった場合、投稿が観られていないため、閲覧されやすい時間に投稿したり、クリックしたくなるデザインに変更したりなどの対策が必要です。
細かい指標を改善していけば、着実にアカウントが伸びていきます。
【ツールごと】SNS分析のやり方
代表的なSNS分析のやり方を紹介します。
今回解説するツールは以下の4つです。
・TikTok
・YouTube
それぞれ詳細に解説するため、参考にしてみてください。
1.X分析のやり方
Xアナリティクスの開き方
公式のXアナリティクスを利用した分析方法を解説します。
PCでのXアナリティクスの開き方は、以下のとおりです。
・Xを開く
・左側の「プレミアム」を選ぶ
・「アナリティクス」を選択する
なお、Xアナリティクスを利用するには、有料のXプレミアムに加入する必要があるため注意してください。
Xの分析方法
Xアナリティクスを開くと、標準状態で過去28日間のデータを確認できます。
また、日付や月を指定して分析することも可能です。
Xアナリティクス上で確認できる主な指標は、以下のとおりです。
・ポスト数
・インプレッション数
・エンゲージメント数
・エンゲージメント率
例えば「1週間でどれだけ投稿が表示されてエンゲージメントを獲得できたか」を確認できます。
投稿ごとに分析することも可能で、Xアナリティクスの「ツイートアクティビティ」画面から調査できます。
投稿ごとのインプレッションやエンゲージメント率などを効率的に確認できるため、利用してみてください。
2.Instagram分析のやり方
Instagramインサイトの開き方
Instagramの分析ツールとして「Instagramインサイト」があり、プロアカウントであれば利用できます。
プロアカウントとは、ビジネス・クリエイティブ活動などで利用するアカウントのことで、Instagramを本格的に運用する個人や法人が利用する傾向があります。
プロアカウントにするには、下記画像左下の「その他」から「設定」を選択してください。
次に「アカウントの種類とツール」から「プロアカウントに切り替える」を選択すれば、プロアカウントに切り替わります。
プロアカウントへ切り替え後、左側の「ダッシュボード」から「インサイト」を選択すればアカウントやコンテンツごとに分析できます。
Instagramの分析方法
Instagramインサイトで分析できる指標は、以下のとおりです。
項目 | 指標 |
---|---|
アカウント | ・閲覧数(フォロワー及びフォロワー以外) ・リーチしたアカウント数 ・エンゲージメント数(フォロワー及びフォロワー以外) ・プロフィールへのアクセス数 |
コンテンツ(投稿) | ・いいね数 ・コメント数 ・保存数 ・リーチ数 ・インプレッション数 ・プロフィールへのアクセス数 ・ビジネス住所のタップ数 |
例えば、投稿分析した際にフォロワーに対して2倍以下のインプレッション数だった場合、共有機能やハッシュタグを活用して多くの人の目に触れるように工夫しなければいけません。
また、リーチ数が目安より低ければ、フォロワーと積極的に絡む必要があるでしょう。
リーチ数が多い順に並び替えて、リーチが高い投稿の傾向を調査することもできます。
Instagramインサイトで指標を見ながら、アカウントを分析してみてください。
3.TikTok分析のやり方
TikTokビジネスアカウントの開き方
TikTokはビジネスアカウントを活用することで、無料で分析することが可能です。
ビジネスアカウントに切り替えるために、以下赤枠の「詳細を見る」を選択する必要があります。
次に設定を選択しましょう。
「ビジネスアカウント」を選択し右側の機能を「オン」にすれば完了です。
TikTokの分析方法
TikTokにおける指標の確認方法を解説します。
以下、赤枠の「詳細を見る」を選択しましょう。
次に「ビジネスツイート」を選択すれば、リーチ数やコンバージョン数を確認できます。
ビジネスアカウントでは以下5つの項目ごとに、さまざまなデータを取得することが可能です。
項目 | 取得できるデータ |
---|---|
概要(アカウント全体) | ・投稿された動画の合計視聴回数 ・プロフィールが見られた数 ・投稿した動画のいいね合計数 ・動画が共有された回数 ・視聴者が動画を観る前に検索したキーワード ・視聴者が動画にたどり着いた経路(おすすめ、検索など) |
コンテンツ(投稿ごと) | ・新規フォロワーを増やした投稿 ・投稿ごとの視聴者数 ・投稿ごとの新規視聴者数 ・いいね数が多い投稿 ・平均視聴時間 |
視聴者 | ・視聴者がよく見ている他のアカウント ・視聴者が動画を観たピーク時間帯 ・視聴者がよく観ている他の動画 ・視聴者の性別割合、年齢、地域 |
フォロワー数 (フォロワーの属性や増減) |
・期間ごとのフォロワー増減数 ・フォロワー情報 ・フォロワーが最もTikTokを利用している時間帯 |
LIVE(ライブ配信の効果) | ・LIVE配信中に同時視聴した最多人数 ・LIVE配信を視聴した合計人数 ・LIVE配信で獲得したフォロワー数 |
例えば、フォロワーの多くが21時以降に動画を観ていたら、21時以降に配信すれば多くのエンゲージメントを獲得できるかもしれません。
また、平均視聴時間が長い動画を分析すれば、視聴者に最後まで観てもらえる動画の傾向がわかります。
TikTok分析をする際に、役立ててください。
なお「平均視聴時間」や「動画が最後まで観られたか」は、投稿がおすすめに表示されるかに大きく関わります。
平均視聴時間を高めるコツや他の分析ツールについて、関連記事「【徹底比較】おすすめのTikTok分析ツール11選!選び方や重視する指標も紹介」で詳しく解説しているため、ご覧ください。
4.YouTube分析のやり方
YouTubeアナリティクスの開き方
YouTubeを分析する際は、公式のアナリティクスを利用すれば手軽に分析できます。
PCでYouTube画面を開いた際に、以下のように右上の自身のアイコンをタップしてください。
その後、「YouTube Studio」がクリックできるため選択しましょう。
下記の画面に遷移するため、左側のアナリティクスを選べばYouTube分析ができます。
なお、右上の「詳細モード」を選択すると、自身のチャンネルを細かく分析することが可能です。
YouTubeの分析方法
YouTubeアナリティクスで分析できる項目は、主に以下の7つです。
・総再生時間
・インプレッション数
・動画のクリック率
・視聴維持率
・エンゲージメント
・視聴者属性
・トラフィックソース(視聴者がどの経路から動画にたどり着いたのか)
YouTube動画のクリック数の目安は5〜8%です。
そのため、インプレッション数に対してクリック率が5%を切っていたら、クリックされやすいサムネイルやタイトルに変更する必要があります。
また、YouTube動画は動画尺に対して、4割以上の時間を観られれば高評価を得られやすいです。
10分動画で平均視聴時間が4分未満の場合、動画が長く見られる対策を施したほうがよいでしょう。
YouTubeアナリティクスは手軽に分析できる便利なツールです。
なお、クラプロでは分析に特化したSNSマーケティングのプロが、企業や個人のアカウントを代わりに調査します。
正確に分析をすれば堅実にアカウントが成長し、認知度や売上が高まるでしょう。
アカウントが伸び悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。
やり方を知ればより効果的にSNS分析ができるツール
前章では、公式が用意している無料の分析ツールを紹介しましたが、より詳細に調査できる有料ツールもあります。
SNSごとのおすすめ有料ツールは、以下のとおりです。
SNS | おすすめ分析ツール | 特徴 |
---|---|---|
X | クチコミ@係長 | ・分析機能に特に優れている ・成分ワードマップ分析や話題分類分析など詳細に確認可能 |
SINIS | ・インスタ業界最大手の分析ツール ・複数アカウントの管理が可能 ・同時に最大10個の競合分析が可能 |
|
TikTok | Social Insight | ・口コミ調査ができる ・複数アカウントの一括管理による時間削減が可能 |
YouTube | kamui tracker | ・トレンドを追える ・企業タイアップ動画の分析が可能 |
タイアップとは企業と個人が提携してサービスを販売することで、YouTube上ではインフルエンサーによるPR動画を指します。
そのため、kamui trackerはインフルエンサーへの宣伝を考えている企業や個人におすすめです。
無料ツールを利用していると、より詳細なデータが必要になることがあります。
慣れてきたら、上記のツール利用を検討してみましょう。
まとめ|SNS分析のやり方を理解してアカウントを伸ばそう
SNSでは、指標ごとの目安を達成することが大切です。
コンバージョン率が1%未満だった場合、セールスライティングを活用したり、問い合わせボタンを目立たせたりしましょう。
リーチ数やエンゲージメント率が高まれば、成約数もおのずと上昇します。
クラプロには、SNSマーケティングに特化したプロが在籍しています。
1年でYouTubeチャンネル登録者を5万人獲得したノウハウを基に、SNSアカウントを成長させることが可能です。
SNS分析を考えている方は、お気軽にお問い合わせください。