Instagramはビジネス目的で利用されるプラットフォームとして非常に人気があります。自社で運用するアカウントの成長を効率的に進めたいと考える担当者も多いでしょう。
Instagramを成功させるためにはデータ分析が欠かせません。そのために便利なのがInstagramに組み込まれている「インサイト」機能です。
この記事では、Instagramのインサイト機能について詳しく解説します。
競争が激化する中で新しい集客、新規顧客、採用の導線として競合他社に差をつけたいならInstagramを使うべきです!
◎なぜInstagramなのか?
今やInstagramは女子高生や若者が暇つぶしで使うSNSではなく、ビジネスにも活用できるかなり優秀なプラットフォームとなっています。
特にInstagramはその拡散力と顧客教育、成約までの動線設計の柔軟性の高さから、認知獲得、集客、そして新しい採用手法として活用されてきています。
年間100社以上の企業Instagramを支援する私からしても、本当に多くの企業が活用しててきてるなと感じます。
・Instagramで集客、認知拡大、採用を検討している方
・Instagramに興味はあるが、ノウハウがなくお困りの方
・Instagramをやってみたけど、ノウハウやリソース不足で結果に繋がらなかった方
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Instagramのインサイトとは?
Instagramのインサイトは、Instagramアプリ内で提供されている無料の分析ツールです。アカウント運用の実態を測定し、改善するための情報を提示してくれます。
インサイトを使用することで、フォロワー属性や投稿のエンゲージメントなどのデータを確認でき、効果的なマーケティング戦略の策定に役立ちます。
Instagramにおけるインサイトの重要性
Instagramのインサイトの特徴として、アカウント全体のデータだけでなく個別の投稿同士を比較して分析することが可能な点が挙げられます。
つまり、インサイトに表示される様々なデータを的確に分析することで、自身のアカウントの投稿に対する影響やエンゲージメントを高めるための施策を考えることができるのです。
ただ投稿するだけではフォロワーは増えませんので、施策を練り、改善を繰り返していく必要があります。
Instagramのインサイトで確認することのできる数字
インサイトを通じて確認することのできる情報は以下の通りです。
インプレッション数 | すべての投稿が表示された合計回数。 |
ウェブサイトクリック数 | プロフィールに設定されたウェブサイトへのクリック数。 |
エンゲージメント | 投稿に対しての反応数。 |
リーチ | 投稿を閲覧したアカウント数。 |
プロフィールビュー | プロフィール画面に訪れてくれたユーザー数。 |
フォロワー | フォロワーの年齢、性別、位置情報、アクセス時間帯などの属性情報。 |
保存 | 投稿を保存したアカウント数。 |
これらのデータを活用してアカウントのパフォーマンスを分析し、戦略を改善しましょう。
Instagramのインサイト画面の開き方
インサイト画面の開き方1.Instagramアプリ画面右上にある「メニュー」をタップ
2.「インサイト」をタップ
3.「インサイトを見る」をタップ
ストーリーズの画面では、左下の「◯人が既読」の部分をタップすることで個別のストーリーズに関する詳細情報を確認することが可能です。
投稿から24時間が経過すると閲覧したアカウントを確認できなくなりますが、閲覧者数などのデータは24時間を経ても確認できます。
Instagramインサイトの活用方法
ただ単にインサイトの数字を確認するだけでは、アカウント戦略の改善はできません。
ここからは活用方法について解説します。
アカウント運用の目的を明確化しKPIを定める
企業がInstagramのアカウントを開設する際、必ず何らかの具体的な目的があるはずです。
具体的な目的の設定は、Instagram運用の基本中の基本であると言えます。
具体的な目標の例えとしては、以下のようなものが挙げられます。
・フォロワー数を増やす
・エンゲージメントを向上させる
・商品やサービスのプロモーションを行う
・ウェブサイトへのトラフィックを増やす
それぞれの目的に対して、達成可能なKPIを設定しましょう。
フォロワー数の増加を目指す場合、月別のフォロワー獲得数をKPIとして設定できます。
エンゲージメント向上を目標にする場合、いいね!やコメントの増加率をKPIとして使用します。ウェブサイトへのトラフィック増加を目指す場合、リンククリック数がKPIとなります。
これらの明確な目的とKPIの設定により、Instagram運用を戦略的かつ効果的に行うことが可能です。目標設定は成功への第一歩であり、数値データを分析する前に、まずは方向性を定めましょう。
KPIを確認して現状を把握し、仮説を立てて施策を実行
アカウントの運用を改善するためには、PDCAサイクルを素早く回していくことが肝心です。具体的な流れは以下の通りです。
1.目的とKPIの設定
目的を達成するために利用される評価指標が「KPI」です。目的を設定したら、指標となるKPIを設定します。たとえば「認知」を目的とする場合には、KPIには”フォロワー数”が設定されたりします。
2.現状の評価
インサイトを活用してリーチ数を確認し、目標との差異を把握します。
3.仮説立てと施策考案
過去の投稿を分析し、自社アカウントのリーチ向上のためにどのような投稿が効果的であるか仮説を立てます。具体的な投稿形式、内容、タイミングなどの戦略を考案します。
4.施策の実施
仮説に基づいて新しい投稿を作成し、実際に投稿します。
5.効果の確認
リーチが増加しているかどうかを確認し、エンゲージメントの発生度合いも確認します。
6.反省を踏まえて改善
2→3を繰り返して一定期間ごとにKPIを見直し、再設定します。
このプロセスを通じて、アカウントの運用を持続的に改善し、理想的な状態に近づけます。
このプロセスを通じて、効率よく最速でInstagramアカウントの効果的な運用が可能となります。
定めたKPIを達成するために
Instagramアカウントの成長と人気獲得には、共通の要素が存在します。
Instagram運営側によって人気の投稿と評価されるためには、ユーザーに以下のアクションを促し、エンゲージメントを高める必要があります。
KPIを達成するために・いいね数を増やす
・コメント数を増やす
・保存数を増やす
一つずつ解説します。
いいね数を増やす
アカウントの世界観や投稿内容を統一感のあるものにし、ユーザーに分かりやすいアカウントを作成する必要があります。さらに、投稿頻度を高めて親和性を高めることも有効です。
リーチ数を増やすためには、目を引く画像や内容を作成することを心がけましょう。
コメント数を増やす
画像やキャプション内に、ユーザーに質問やコメントを促す内容を含めるのも有効です。
また、ユーザーとのコミュニケーションを図り、コメントに返信するなどの細かな気配りも大切になります。
保存数を増やす
保存してもらうには、「おすすめの〇選」や「まとめ記事」などボリュームの多い投稿内容を提供するのが良いでしょう。
画像やキャプション内に保存を促す内容を含めるのも有効です。
Instagramのインサイトが確認できない原因とは?
Instagramのインサイトが確認できない、とお困りの方も多いのではないでしょうか。
考えられる原因には以下のようなことが考えられます。
インサイトが表示されない原因・プロアカウントに切り替えていないから
・フォロワー数が100人以下であるから
・シャドウバンされている可能性があるから
順に解説します。
プロアカウントに切り替えていないから
Instagramのインサイトは、プロアカウントでなければ利用できません。したがって、利用したい場合には個人アカウントからプロアカウントに切り替える必要があります。
切り替えの方法は以下の通りです。
1.通常のInstagramアカウントでログイン
2.右上にある三本線のアイコンをタップ
3.”設定とプライバシー”を選択
4.下にスクロールし、「プロフェッショナル向け」のセクションに移動
5.”アカウントの種類とツール”をタップ
6.”プロアカウントに切り替える”オプションを選択
これにより、アカウントをプロアカウントに切り替えることができます。
フォロワー数が100人以下であるから
先述した通り、プロアカウントに切り替えることでInstagramのインサイトを利用できるようになります。ただし、フォロワー数が100人以下の場合はフォロワーに関する数値が表示されないことがあります。
プロアカウントに切り替えたにもかかわらず数値が表示されないのであれば、まずフォロワー数を確認してみてください。
シャドウバンされている可能性があるから
アカウントや特定の投稿が運営側によって「シャドウバン」されていると、Instagramのインサイトが正しく表示されないことがあります。
シャドウバンとは、Instagram運営によるペナルティの一形態で、既存のフォロワーにはアカウントや投稿が表示されますが、他のユーザーからはアカウントや投稿が見えない状態を指します。
シャドウバンになると、ハッシュタグを使用していてもハッシュタグ検索の結果に表示されなくなり、新規フォロワーの獲得が難しくなります。
シャドウバンの対象となると言われているケースには、次のようなものがあります。
・アダルト画像や過激な内容の文面を使用している
・フォロワーを増やすための自動化ツールなどを使用している
・ハッシュタグの使い方が不適切
・アカウントが頻繁に通報されている
上記のような投稿は、Instagramのガイドラインに違反しているため、不適切であると見なされ、シャドウバンの対象になる可能性があります。
Instagramの運用においては、ガイドラインに従い、適切な投稿を行うことが重要です。
まとめ
適切な投稿データの分析を行うことで、高いエンゲージメントを獲得し、販促活動やブランディングなどの目的に効果的なマーケティング戦略を立てる手助けとなります。
ビジネス用アカウントに切り替えるだけで費用をかけずにインサイトを活用でき、より効果的なマーケティング活動が可能になります。
まだビジネス用アカウントに切り替えていない個人や企業の方々は、ぜひビジネス用アカウントへの切り替えを検討し、Instagramを活用したマーケティング戦略の強力なツールとして活用してみてください。