TikTokは、中国のテクノロジー企業であるByteDanceが運営する、動画に特化したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。
この記事は、
「TikTokとYouTubeって何が違うの?」
「TikTokとYouTubeのそれぞれの特徴が知りたい!」
と気になっている方向けに書いています。
結論から言うと、TikTokとYouTubeはユーザー属性や収益化、ファン獲得のしやすさなど違いがあります。
TikTokやYouTubeの運用をされている方で、共に今後の運用の改善につなげていきたい方はぜひ参考にしてください。
今やTikTokは女子高生や若者が暇つぶしで使うSNSではなく、ビジネスにも活用できるとても優秀なプラットフォームとなっています。
特にTikTokはその拡散力の高さから、認知獲得から集客、そして新しい採用手法と徐々にビジネスツールとして利用されてきています。
年間70社以上の企業TikTokを支援する私からしても、本当に多くの企業が活用しててきてるなと感じます。
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TikTokとYouTubeそれぞれを比較!
TikTokもYouTubeも多くの動画が投稿されている点で似ているように思われがちですが、実は全くの別物です。
また、集客や収益化の仕方も異なり、動画を作る手間も異なります。
ここでは、TikTokとYouTubeの違いを詳しく説明していきます。
・ユーザーの属性
・拡散力
・収益化
それではそれぞれを詳しく見ていきましょう。
投稿動画の長さ
TikTokとYouTubeの一番違う点を言えば、投稿できる動画の長さ(尺)でしょう。
TikTokでは、15~60秒ほどの短い動画を簡単に配信できます。
しかも初心者でも高クオリティかつインパクトのある動画を作成することができるため、好奇心旺盛な若い世代に圧倒的人気を誇っています。
また、最近では再々10分までの動画を投稿することが可能になりました。
一方、YouTubeはTikTokのような短い動画や、逆に何時間もの長い動画を配信することができます。
動画の編集は編集サイトやアプリなどを駆使し、試行錯誤しながら行う必要があるため、人気になるためには編集技術が必要です。
ユーザーの属性
次に、TikTokとYouTubeのユーザー属性についても違いがあります。
TikTokの利用年齢層は10代から20代を中心とした若者ユーザーが大多数を占めています。
そのため、若年層をターゲットとした動画を配信する場合には最適なSNSだといえるでしょう。
一方、YouTubeは全世界で10代から60代といった幅広い年代のユーザーが利用しています。
2024年1月現在、YouTubeの全世界の視聴者で、約12%が30歳辺りの男性、同年代の女性が9%を占めています。(参考:statista)
年代を問わず多くのユーザーに動画を観てもらいたい場合は、TikTokよりもYouTubeが適している、と考えていいでしょう。
拡散力
TikTokとYouTubeの動画の拡散力を見ると、圧倒的にTikTokの方が拡散力があります。
理由としては、TikTokの動画は短いことが多く、数多くのユーザーにリーチすることが可能で、拡散力がとても高いです。
一方でYouTubeは1つの動画が長いため拡散力が低く、TikTokのように動画が簡単にバズる、といった事もまず起こりにくいでしょう。
収益化
TikTokとYouTubeでは収益化の方法にも違いがあります。
TikTokの場合は収益化に関する条件が明示されていません。
唯一明確になっている方法としては、TikTokライブでの「投げ銭」のシステムです。
お気に入りのLIVE配信者にユーザー(視聴者)が投げ銭(ギフト)を贈るシステムですが、この収益の半分以上はTikTok側の取り分となるため、それほど大きな利益にはならないでしょう。
一方、YouTubeでは広告収入を得られる制度が整っており、条件もはっきりと提示されています。
その条件は「チャンネル登録者数1000人以上、再生時間4000時間以上(直近12ヶ月以内)」というものです。
TikTokとは違い、条件をクリアすれば以下の方法で収入を得ることができます。
・動画の最初や途中、最後に広告を出す「広告収入」
・視聴者がYouTuberに直接寄付できる機能「スーパーチャット」
・一定の月額料金を払うことで、好きなYouTuberを支援できる「YouTubeチャンネルメンバーシップ」
YouTubeの広告からの利益を収入源として生計を立てている人もいるので、TikTokよりも収益化はしやすい、と言えるでしょう。
TikTokとYouTubeのファン獲得のしやすさ
TikTokでもYouTubeでも、ファンの獲得は非常に大切な要素ですが、実は2つの間には大きな差があります。
結論から言うと、TikTokの方がファン獲得がしやすいです。
ここでは以下の項目について説明します。
・YouTubeのファン獲得事情
TikTokのファン獲得事情
TikTokは基本的に短時間の動画が多く、手軽に多くの動画を視聴できるので、ファンの獲得がしやすいです。
また、クリエイター側も動画を簡単に作ることができるので、継続的に動画を作成・投稿していけることもファン獲得につながります。
さらに、2024年3月時点で世界のユーザー数は10億人(日本国内は1,700万人)を超えるなど、YouTubeの半分の数字です(参考:Gaiax)。
半分のユーザー数でもファンが獲得しやすいのは、TikTok動画が短時間かつ手軽に観れる、ということが強いでしょう。
YouTubeのファン獲得事情
YouTubeでは知名度が上がりにくく、ファン獲得もしにくいといわれていますが、その理由としては動画が長いために手軽に視聴できないことが挙げられます。
元々YouTubeを視聴しているユーザーは自分好みのクリエイターがおり、古参のYouTuberも多くいます。
そのため、ある程度認知されていないと自分の動画を観てもらえない傾向があります。
YouTubeで動画を投稿するためにはたくさんの工程があり、動画をUPしていくことを継続できなかったり動画の編集が難しい、と躓く方が多いのも事実です。
TikTokからYouTubeへ誘導する
前項でTikTokの方がファンを獲得しやすい理由を説明しましたが、それではYouTubeはする意味がないのか?と言われるとそんなことはありません。
実は、TikTokを活用してYouTubeへと展開していく方法もあるのです。
次項で詳しく説明しますので、ぜひご覧ください。
TikTokからYouTubeへ誘導する方法
TikTokは他のSNSよりも拡散力が非常に高く、世界中でたくさんのユーザーが利用しています。
そのため、TikTokを活用してYouTubeへの誘導をしているユーザーも少なくありません。
それではどうやってTikTokからYouTubeへ誘導していけばいいのか?を説明していきます。
方法としては以下の通りです。
・TikTok動画のコメントにYouTubeのリンクを掲載する
それぞれを詳しく見ていきましょう。
TikTokにはYouTubeの動画をそのまま投稿するのではなく一部を切りとる
一つ目は、YouTubeで投稿している動画の一部を切り取ったものをTikTokにアップする方法です。
切りとった動画は「切り抜き動画」とも言われており、TikTokユーザーに「続きが見たい」と興味を持たせることでTikTokからYouTubeへ誘導します。
既に制作した動画の一部を切り取ってUPするだけなので、手間もかかりません。
ということは、まずはYouTubeの動画を作成することから始まりますね。
TikTok動画のコメントにYouTubeのリンクを掲載する
二つ目は、自分が投稿したTikTokの動画のコメントに、誘導先のYouTubeリンクを貼る方法です。
ただし、ユーザーのコメントが増えてくると自分のコメントが埋もれてしまうこともありますので、自分のコメントのピン留めは必ず行ってください。
また、自分が投稿した動画以外(他クリエイターの投稿動画)にもYouTubeのリンクを掲載することはできますが、その方法は相手に不快に思われる可能性がありますので、相手に事前に確認するなど気を付けましょう。
まとめ
今回の記事では、TikTokとYouTubeの違いやそれぞれの特徴について解説しました。
TikTokもYouTubeも莫大なユーザー数がいますが、それぞれの長所などが異なりますので、お互いの特性を活かして組み合わせて活用していくのもいいですね。
せっかくTikTokやYouTubeといった便利なツールがあるのですから、ぜひご自身のビジネスに活用してください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。