最近、多くの一般ユーザーが情報収集のためにSNSを活用しており、それに伴って企業もSNSをマーケティングに活用する傾向が高まっています。特に注目されているのがインスタグラム(Instagram)です。
多くのビジネス担当者が、インスタグラムを活用したいと考えています。インスタグラムには「ビジネスアカウント」というオプションが存在し、通常の個人アカウントとは異なる特徴があります。
この記事では、ビジネスアカウントを利用することのメリットや、ビジネスにおいてインスタグラムを効果的に活用するポイントについて解説します。
競争が激化する中で新しい集客、新規顧客、採用の導線として競合他社に差をつけたいならInstagramを使うべきです!
◎なぜInstagramなのか?
今やInstagramは女子高生や若者が暇つぶしで使うSNSではなく、ビジネスにも活用できるかなり優秀なプラットフォームとなっています。
特にInstagramはその拡散力と顧客教育、成約までの動線設計の柔軟性の高さから、認知獲得、集客、そして新しい採用手法として活用されてきています。
年間100社以上の企業Instagramを支援する私からしても、本当に多くの企業が活用しててきてるなと感じます。
・Instagramで集客、認知拡大、採用を検討している方
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Instagramのビジネスアカウントってなに?
Instagramのビジネスアカウントは、主に企業向けに設計されたアカウントタイプです。
ビジネスアカウントでは、企業がInstagramをビジネス戦略の一部として活用するために便利な「ツール」や「機能」が提供されています。
これにより、自社の製品やサービスの宣伝、認知度向上が期待できます。
Instagramのビジネスアカウントと個人アカウントの違い
ビジネスアカウントと個人アカウントの主な違いは、ビジネスプロフィール、インサイト、広告出稿の3つです。まず、ビジネスプロフィールでは、企業情報をプロフィールに追加することができ、ユーザーが直接アカウントから問い合わせをすることが可能です。
さらに、インサイト機能により、投稿ごとのリアクション、閲覧地域、フォロワーの属性などのデータを確認できます。広告出稿についても、Instagram広告を利用することで、フォロワー以外のユーザーにも投稿を宣伝することが可能です。
このように、ビジネスアカウントには宣伝や集客に役立つツールが充実しており、個人アカウントとは異なる特典が用意されています。
Instagramをビジネスアカウントにするメリット
ビジネスアカウントを使用するメリットは以下の通りです。
メリット・ビジネスプロフィールにできる
・インサイトを見て分析できる
・広告が出稿できる
ビジネスプロフィールにできる
ビジネスプロフィールを利用することで、アカウントのプロフィールに連絡先情報を追加できます。この連絡先情報には、メールアドレス、電話番号、住所などを登録できます。
これらの連絡先情報を設定することで、ユーザーがより簡単に問い合わせをすることができるようになります。
インサイトを見て分析ができる
インサイト機能は、フォロワーに関する情報を収集する機能で、年齢、地域、オンラインの時間などに関する情報を把握できます。さらに、投稿が閲覧された回数、ウェブサイトへのクリック数、エンゲージメント数などのデータも追跡できます。
インサイト機能を活用することで、効果測定に役立つデータを収集し、ビジネス戦略を最適化できます。
広告が出稿できる
通常、Instagramの広告はFacebookの広告管理ツールを介して配信されます。しかし、ビジネスアカウントに切り替えることで、Instagramのプロフィールにある「広告」または投稿画面の「宣伝」から直接広告を出稿することが可能です。
Instagramをビジネスアカウントにした時のデメリット
デメリットとしては、非公開アカウントに切り替えられない点が挙げられます。
ビジネスアカウントは主に集客を目的として設計されているため、一般のユーザーに対して情報やコンテンツを公開する必要があるためです。
Instagramのビジネスアカウントの作り方
Instagramのビジネスアカウントを活用することによって期待できる効果や利用可能な機能を理解したら、次は実際にInstagramビジネスアカウントの設定方法を見てみましょう。
ビジネスアカウントの設定方法1.アカウントの登録方法
2.アカウントの切り替え方法
3.プロフィール設定
4.認証バッジのリクエスト
5.詳細設定の変更
1.アカウントの登録方法
Instagramのアカウントは、スマートフォンアプリまたはPCから追加することができます。スマートフォンからアカウントを追加する場合は、まず端末にInstagramアプリをダウンロードしておく必要があります。
企業アカウントを登録する手順は、個人のアカウント登録と同様です。
アカウントを登録する際には、メールアドレスまたは電話番号、あるいはFacebookのアカウント情報のいずれかが必要です。
2.アカウントの切り替え方法
個人アカウントをお持ちの方は、再度登録しなくてもビジネスアカウントへ切り替えることができます。
個人アカウントのプロフィールから編集または設定のページへ進み、ビジネスアカウントへの切り替えオプションを選択することで、アカウントを「ビジネスアカウント」へ切り替えることができます。
3.プロフィール設定
Instagramのアカウント画面からプロフィールを編集し、プロフィール写真、自己紹介文、ウェブサイトのURLなどを登録できます。
プロフィール写真は、ビジネスの種類が一目で分かるように工夫しましょう。また、自己紹介文はわかりやすさを重視し、自社のウェブサイトURLなどを貼り付けることもおすすめです。
これにより、プロフィールが効果的なビジネスプロモーションとなります。
4.認証バッジのリクエスト
Instagramでは2014年12月以降、芸能人、著名人、有名ブランドなどのアカウントに対して、スパム対策として本物であることを証明するための認証バッジを付与するプログラムが導入されました。
認証バッジのリクエストを始めるには、アカウントのプロフィール画面から「3本線」ボタンをタップし、設定→アカウント→認証の順に進みます。認証バッジをリクエストする際には、必要な形式の本人確認書類を用意する必要があります。
5.詳細設定の変更
Instagramのビジネスアカウントの詳細設定を適切にカスタマイズしましょう。プライバシー設定から、以下のような機能制限を設定できます。
・コメント設定
・投稿設定
・メンション設定
・ストーリーズ設定
・リール設定
・Instagramライブ設定
これらの設定を適切に調整することで、ビジネスアカウントのセキュリティとプライバシーを保護し、安全にコンテンツ運用を行うことができます。
Instagramのビジネスアカウントを有効活用する9つのポイント
単にビジネスアカウントを作成するだけでは最大の効果を発揮することは難しいです。ビジネスアカウントを有効に活用するためのポイントは以下の通りです。
有効活用のポイント・目標やターゲットを明確にする
・ハイライト機能を使い、ストーリーを目立たせる
・世界観を統一させる
・ユーザーが参加できるキャンペーンを実施する
・インサイトをしっかり分析する
・CTAの設定をする
・なるべく前面に広告が出ないようにする
・オリジナルのハッシュタグを作る
・メンションを活用する
一つずつ解説します。
1.目標やターゲットを明確にする
まず、Instagramのビジネスアカウントを利用する目的や目標を明確に設定することが重要です。
たとえば、商品やサービスの認知度向上を目指す場合、フォロワー数や「いいね!」の数を増やすことを目標として設定します。一方、購入や契約率の向上を追求する場合、自社ウェブサイトへのアクセス数やエンゲージメント率を数値目標として設定することが適しています。
明確な目的と目標を設定することで、ビジネスアカウントの活用を効果的に導入し、戦略的に利用することができます。
2.ハイライト機能を使い、ストーリーを目立たせる
ハイライトは、通常は24時間で消えてしまうストーリーをプロフィールに固定表示できる機能です。これを活用することで、商品やサービスをカテゴリーごとに整理し、ユーザーにとってわかりやすく、効果的な宣伝ツールとなります。
3.世界観を統一させる
インスタグラムは画像や動画に焦点を当てたSNSプラットフォームであるため、ユーザーにどのような印象を与えるかが非常に重要です。したがって、自社の商品やサービスに対して望むイメージを考え、一貫性のあるデザインやビジュアルを構築することが求められます。
画像はもちろん、文章の表現や口調にも注意が必要です。ユーザーに良い印象を与え、ブランドの信頼性を高めるために、コンテンツの質を向上させましょう。
4.ユーザーが参加できるキャンペーンを実施する
キャンペーンを計画して実施することで、フォロワーの増加や認知度向上などの効果を得やすくなります。
一般的なアプローチとして、特定のハッシュタグを使用して投稿を促す、アカウントのフォローと「いいね!」を押す条件を設定するなどが挙げられます。
参加条件をできるだけ簡単に設定したり、プレゼントなどのインセンティブを提供したりすることで、キャンペーンの効果を高めることができます。工夫と戦略的なプランニングが成功への鍵となります。
5.インサイトをしっかり分析する
ビジネスアカウントではインサイトをチェックできるので、定期的に必ず確認するようにしましょう。何度か投稿すると、どんな投稿だとエンゲージメントが高くなるかわかるようになります。インサイトを見つつ、最短で目標を達成できるようにPDCAを回していきましょう。
6.CTAの設定をする
CTA(コールトゥアクション)は、プロフィールに設定できるアクションボタンを指します。ビジネスアカウントでは、メールアドレス、電話番号、住所などの連絡先情報を設定できるので、ユーザーが簡単に問い合わせをすることができます。
CTAは売り上げに直結することも多いため、忘れずにこれらの情報を設定して、ユーザーフローがスムーズになるよう心がけましょう。
7.なるべく前面に広告が出ないようにする
インスタグラムは本来、ユーザー同士の交流が中心となるプラットフォームです。
そのため、広告はユーザーから敬遠される可能性が高い傾向があります。
広告感を軽減するためには画像や動画を主要なコンテンツとし、文章量やハッシュタグの数を適切に調整しましょう。
ユーザーにとって魅力的で興味を引くコンテンツを提供することが、一番効果的な広告戦略です。
8.オリジナルのハッシュタグを作る
自社の商品やサービスの魅力を広めるために、オリジナルのハッシュタグを作成しましょう。
このハッシュタグが広まり、人気を集めると、フォロワー数の増加や認知度の向上、そして売上の増加につながる可能性があります。
例えば、商品を宣伝するためのキャンペーンを実施する際には、専用のハッシュタグを作成し、ユーザーに投稿を促すのが効果的です。
特にプレゼント企画などの場合、キャンペーン実施期間中には投稿数が急増するため、商品やサービスの認知度向上が期待できます。ハッシュタグを活用して、ブランドの存在を広めましょう。
9.メンションを活用する
メンションは、「@+ユーザーネーム」の形式で他のユーザーをリンクする機能です。
投稿文にメンションを追加することで、ユーザーは1つのタップでそのユーザーのプロフィールに移動できるため、より多くの新規ユーザー獲得が期待できます。
まとめ
ビジネスアカウントへの切り替えは非常に簡単です。
企業にとって便利な機能がたくさん用意されているので、これからInstagramを運用するのであれば、絶対にビジネスアカウントで発信していくのが良いでしょう。
どの記事でも強調している通り、現代の企業にとってInstagramの運用は不可欠です。人員や財政的なリソースを投資する価値があり、これを資産として積み上げることで、最終的な広告効果は非常に大きなものとなります。
もし、Instagramの運用に関して不安がある場合には、Instagram運用のプロに相談みてみるのも良いかもしれません。